2015年度 理工学部卒業
末永 亮太 (Ryota SUENAGA)
研究テーマ
日本における地中熱ヒートポンプのCO2削減ポテンシャル評価
研究概要
近年、新しい冷暖房技術として「地中熱ヒートポンプ」が注目されています。地下水と同じ ように、地中は夏冷たく冬暖かいので、その熱を地上に組み上げてエアコンの熱源にすることで通常のエアコンより少ない電力で冷暖房を行うことができます。特に暖房で大量の灯油を消費している寒冷地に導入することで大幅なCO2削減効果が期待されていますが、実際のところライフサイクルでどれほどの削減効果があるのか、日本全体に普及させたときにどれほどの効果があるのかはわかっていっていません。よって、
① 産業連関表を用いて寒冷地(北海道)おける地中熱ヒートポンプのライフサイクルCO2削減効果を定量化する
② その結果に基づいて日本全体のCO2削減ポテンシャルを推計する
ことを目的に研究を進めています。
学会発表

日本における地中熱ヒートポンプのCO2削減ポテンシャル評価
第11回日本LCA学会研究発表会, 東京(東京大学, 柏キャンパス), 2016年3月