経済社会的分析・評価
環境特性に加えて経済社会的な条件を考慮した統合的な分析・評価
いくら良い環境特性を持つ技術であっても経済社会状況を無視して社会へ導入することは出来ません。
例えば、住まいに関連するCO2や固体廃棄物の排出を削減するためには、断熱性やリサイクル性の高い材料・工法の採用などが有効です。しかし、予算の制約や家を建てるタイミング等によって、環境性能の良い技術がすぐに採用できるとは限りません。
また、発展途上国におけるマングローブ植林はCO2削減策として有望視されていますがそれが上手く進むためには経済発展や雇用確保などが重要となるでしょう。
本研究室では、産業連関分析法や線形計画法などを用いて、技術の環境側面だけでなく経済・社会側面も考慮した統合的な分析・評価を行っています。

fig.3 Mangroves Plantation