2014年度 博士課程前期 修了
藤本 ひかり (Hikari FUJIMOTO)
研究テーマ
PVシステムの心理的近接性が家庭の省エネルギー行動に与える影響

研究概要
個人の消費行動が地球規模の環境問題とつながっている今日において、人の気持ちや考えに技術がどのように影響をするのかを明らかにすることが重要です。再生可能エネルギー技術のひとつである太陽光発電技術(PVシステム)は、発電装置自体が身近にあるという特徴を持っており、これまでにPVシステムの存在がエネルギーや環境に対する人々の意識や行動を変化させる可能性が示されてきました。
私の研究では、PVシステムに愛着や親しみを感じていること(心理的近接性)が、個人の省エネルギーへ向けた意識・行動にどのような影響をおよぼすのかを明らかにするため、 社会実験とアンケート調査をもとに分析を行っています。
学会発表

発電技術への心理的近接性が省エネルギー行動に及ぼす影響:太陽光発電システムを対象とした介入実験
第10回日本LCA学会研究発表会,神戸(神戸大学,六甲台キャンパス), 2015年3月

太陽光発電システムの心理的近接性が省エネ行動に影響を与えるメカニズムの分析
第23回日本エネルギー学会大会, 福岡(九州大学, 箱崎キャンパス), 2014年7月

太陽光発電システムの「見える化」がもたらす環境意識・行動への影響
第9回日本LCA学会研究発表会, 東京(芝浦工業大学, 豊洲キャンパス), 2014年3月
投稿論文

太陽光発電システムへの心理的近接性が省エネルギー意識・行動に及ぼす影響
日本LCA学会誌 12(1):2-14
藤本ひかり, 本藤祐樹, 弘中雄介.
受賞,表彰等
・第8回 日本LCA学会 論文賞
太陽光発電システムへの心理的近接性が省エネルギー意識・行動に及ぼす影響
日本LCA学会誌 12(1):2-14
藤本ひかり, 本藤祐樹, 弘中雄介.